2018年10月28日、MYコンパスラボが運営協力をさせていただいた、
日本女性技術者フォーラム(JWEF)主催イベント
「AIに仕事を奪われる?AIを操る女性を目指して
〜AIを知り、より楽しくクリエイティブに〜」
が開催されました!!
NEC本橋 洋介氏からの話題提供、
「AIと働く~最先端AIが変える仕事の未来~」により
AIによる新しい未来に目を向けることができたとともに、
代表・岩橋による
「私たちが挑戦する新しい働き方
〜AI時代だからできる働き方を楽しもう!〜」
という話題提供を通じて、
これからの時代にどう生きてどう働くかということを
考えるきっかけを提供させていただきました。
2つの話題提供をふまえ、
これからの仕事や生活にAIがどのように活用されるのか、
そんな時代だからこそどんなことに挑戦していきたいか、
ということについて参加者で意見交換を行いました。
参加いただいた方からは、
「AIを活かした新たな働き方を考えることができた」
「AI時代へ期待を持つことができた」
「自分がどのように生きていきたいかを考えるきっかけになった」
とそれぞれの気づきを持ち帰ってもらうことができました。
AIに興味がある方も、そうでない方にも
楽しんでいただけた内容だと思っていますので、
ぜひ最後までお読みください!
話題提供者のご紹介
◇本橋洋介氏
日本電気株式会社(NEC) AI・アナリティクス事業開発本部シニアデータアナリスト 兼
データサイエンス研究所シニアエキスパート
専門分野:機械学習の実問題適用、データ分析のプロセス効率化
◇岩橋ひかり
株式会社MYコンパス 代表取締役 キャリアコンサルタント
専門分野:女性のキャリア支援、WEBとコミュニティを活用した双方向のオンライン教育
〜NEC本橋氏による話題提供〜
◆AIとは何か
AIという言葉を定義は「ない」と言い切っている人もいるくらい、
AIの定義づけ大きな意味はないそうです。
本橋さん曰く、
「人間の機能をソフトウェアが代わりにやること」の全てを
AIと言って良いそう。
AIスピーカー、キャッシュレス決済、
道路の舗装の損傷状態の診断システム、鉄道のメンテナンスなど
すでに私達の周りには多くのAI技術が活用されています。
◆AIで仕事は変わる?
講演でご紹介いただいたこちらの動画。
見ているだけで、ワクワクするような2040年の姿を
リアルに表現しているのでぜひご覧ください!
ここに登場する技術は、ほぼ確立されているそうです。
仕事の仕方が大きく変わる時代も近いのかも知れません。
”AIに代替される仕事”が取り上げられることがありますが、
これからも人間がやる必要のある仕事はどんなものなのでしょうか。
AIができること、できないことについても教えてもらいました。
データの製品やサービス依存度が高いもの、
「人間の心地よさ」を追求するような仕事はAIの苦手分野だそう。
「人間らしさ」を活かした仕事が
ますます重要になってくると感じました。
◆AIと女性
AIや技術と聞くと、女性は苦手意識を持ってしまうかも知れません。
しかしデータを取り扱う仕事、というのは女性との相性が良いそうです。
統計的にいうと女性の方が細やかである(個人差はありますが)ことを鑑みると、
丁寧にデータを見たり異常な状態を発見するということは女性向きだそうです。
データを扱う女性のコミュニティ:データサイエンティスト女子部(https://techplay.jp/community/0801datascientist) があったり、
データ分析を行う女性のことをアナ女(アナリティクス女子)と言ったりするそうです。
面白いですね!
AIがますます身近に感じられるようになりました。
〜弊社岩橋による話題提供〜
◆働き方をめぐる環境変化
人生100年時代。労働力不足の時代。
日本は今働き方が変わる渦中にあります。
女性の働き方も変わってきています。
結婚・出産で仕事を離れる人の割合は減っていて、働き続けるのが当たり前に。
(ですが社会で女性が意思決定を持つ場面はまだまだ少ない現状です)
ワーキングマザーのスタイルも大きく変化しています。
会社の制度に従って働くというより、
「自分らしさ」や「自分の能力」を活かしながら
働きたいと思う女性が増えているようです。
◆MYコンパスが挑戦する新しい働き方
上記のような背景をふまえ「自分らしさ」や「強み」を活かし、
プロジェクト単位で働く【プロジェクトワーク】に取り組んでいます。
MYコンパスラボのメンバーは、「自分らしさ」に向き合い、
自己理解を深めているがゆえ、日常生活での気づきを言語化し、
「消費者インサイト」に昇華できるという強みを持っています。
MYコンパス社では、自己理解を深めた女性というのは、
「生活者視点を活かしたプロジェクトワーカー」になり得る
という考えの元、企業との共創・協働プロジェクトなどを行なっています。
◆AI時代だからできる働き方とは?
岩橋は、AI時代には人間だけにできること、
つまり「自分らしさ」が今まで以上に大切になると言います。
これからの時代に働くことをもっと楽しむためには、
「自己理解」が今まで以上に大切になってくると感じました。
他者とのやりとりを通じて、自分を知る。
自分の存在意義をクリアにする。
やりたいことにとことん向き合う。
プロジェクトを通じて、人生が1つの線につながる。
自分が何者であるかということを、
より強く意識して生きる時代になりそうです。
AI時代の楽しいアイディアがあふれたグループディスカッション!
お2人の話題提供をもとに、
グループで下記2点についてグループごとに意見交換を行いました。
1.自分の生活や仕事で、AIはどのように活用される?
2. その時、私体はどんなことに挑戦できるか?
どんな能力を発揮できるか?
AIの活用を通じて、
・余裕ができて他者に優しくなる社会
・余暇を楽しみ、生活の充実
・個々のバイオリズムや家族構成、習慣などに応じた働き方
・都会と地方の生活格差の解消
等が実現できるのでは、との意見があり、
これからの未来がより一層豊かになると感じました。
また、
人生における選択をどこまでAIに任せるのか、
子供へのITの与え方など、新たな価値観にどう対応するか
などにも活発に意見交換がされ、
とても有意義な時間となりました。
各グループでファシリテーションを担当した、
ラボのメンバーもとても楽しそうに
ディスカッションを進めていたのが印象的でした!
まとめ〜AI時代は自分を理解して、強みを生かす時代!〜
AIを知ることで、平均的な仕事はAIに任せ、
自分という個性を大切に働く時代がやってくると感じました。
何が好きなのか
何が向いているのか
何に没頭できるのか
どんな時に楽しいのか
という問いに対して
自分なりの答えを見つけることを
一生を通じて行っていくことが大切になりそうです。
そんな時代を楽しめるよう、
日々の生活を通じて、自己理解を深めていきたいと思います。
MYコンパスラボにこのようにイベント参画の機会をいただきました、
JWEF(日本女性技術者フォーラム)の関係者の方々、
そして、AIをとても親しみやすく伝えてくださった本橋さん、
どうもありがとうございました!
(テキスト・編集:MYコンパスラボ 鎌田淑江)