2018年9月8日(土)に、MYコンパスラボの定例会を行いました。
今回のテーマは「生産性を最大化するチーム作り」。
講師として来てくださったのは、
株式会社 経営人事パートナーズ 代表取締役社長 山極 毅 さんです。
【講師紹介】
山極 毅(やまぎわ たけし)
株式会社 経営人事パートナーズ 代表取締役。人事コンサルタント。
51歳にて日産自動車人事部長の職を辞し、2016年4月独立起業。
数々の超有名企業のコンサルティングを行い、リピート率は驚異の100%。
著書に『稼ぐ人財のつくり方 生産性を2倍にする「攻めの人事」』。
ゲスト出演番組「賢者の選択」。(https://kenja.jp/8496_20180904/)
セミナーを受けたラボメンバーの感想は
「肩の荷がおりて、気が楽になりました!」
「職場環境の改善に使えるのでは?と感じています。」
「FFS診断があれば、皆冷静に他者理解と生産性を意識した働き方ができるのに!」
などなど。
すぐに取り入れて活かすことのできる、
気付きと学びに溢れた定例会セミナーでした!
そんな山極さんのセミナー内容と、
私たちMYコンパスラボがそれをどのように生かすのかを、
この記事ではご紹介します。
記事の終わりにはお知らせもありますので、
ぜひ最後までお読みくださいね。
FFS理論とは?
まず、今回のセミナーで用いられたFFS理論について、
簡単にご説明します。
FFS(Five Factors & Stress)理論とは、
ひとことで言えば「最適組織設計論」です。
ストレスと性格の研究から始まり、最適組織設計論へと進化した理論で、
ある国家機関でも検証されてきたもの。
FFS診断の結果をもとに、
組織の最適化を理論的に行うことができます。
FFS診断では、思考や行動を5つの因子で計量し、
ストレスの値が高いか低いかを分析します。
【FFS理論 5つの因子】
凝縮性:こだわりの強さ、頑固さ
受容性:面倒見の良い人、柔軟性、優しさ
弁別性:合理性、計算性、都合よく切り分けること
拡散性:自ら動き回る、創造性、活動性
保全性:工夫、改善、協調性、几帳面さ
FFS診断の質問に答えると、5つの因子が0~20点で計量されます。
これは、いわゆる脳のクセ。
脳がそのようにできているので、
どう頑張っても変えられない部分です。
FFS診断を受検することで、自分にどのような特性があるのか、
また自分がどれほどのストレス状態にあるのかを知ることができます。
ラボメンバーもFFS診断を受検!
今回のセミナーを受ける前に、
ラボメンバーの希望者全員がFFS診断を受検しました。
FFS診断は法人単位で受けるのが原則なので、受検そのものが貴重な体験です。
そこで出てきた感想は
「スラスラ答えただけでズバッと見抜かれた!」
「耳が痛い…図星…」
「当たりすぎて開いた口が塞がらない!笑」
などなど、ほぼ全員が感情を揺さぶられて大盛り上がり!
MYコンパスラボの専用Facebookグループ内では
診断結果のシェアも行われました。
自覚がない結果に唖然としたり、
ダメなところを指摘されたように感じて落ち込んだり。
山極さんの解説を心待ちにしながら、セミナーの日を迎えました。
『アナ雪×法隆寺×赤ちゃんの手』
セミナー当日は50名以上のラボメンバーが参加しました!
(会場参加+オンライン参加)
今回のセミナータイトルは
『アナ雪×法隆寺×赤ちゃんの手=あなたの◯◯
生産性を最大化するチーム作りのための個性診断セミナー』
アナ雪?法隆寺?赤ちゃんの手?
そのタイトルに疑問を持ったラボメンバーでしたが、
セミナーを受けて納得!
簡単にですが、ひとつずつ内容をご紹介します。
■アナ雪=ありのままの自分
『アナ雪』と言えば、誰もが知っている有名なディズニー映画。
「ありの~ままの~♪」という曲は、あまりにも有名ですね。
FFS診断は、まさに「ありのまま」を教えてくれます。
(ストレス状態に陥ったときに取りがちな行動や、口癖まで!)
それは紛れもない「強み」なのですが、
「弱み」だと勘違いしている人がとても多いそうです。
大切なのは、
「強みの認識は必要だけど、弱みの克服は必要ない」
ということ。
「自分を愛せないと、他人を愛することはできません」
「だから、たっぷり自分を愛してください」
という山極さんの言葉がとても印象的でした。
■法隆寺=クセを組めば力が発揮される
ご存知の通り、法隆寺の五重塔は7世紀に建てられ、
現在も変わらずその姿を残しています。
永く建ち続ける理由の一つは、
建てる際に、木のクセに合わせて組んでいるから。
木は、育つ環境によってクセが出るそうで、
育った環境と同じ方位に配置することで自然の力が発揮されます。
そのクセを見抜き、上手に組み合わせることができれば、
法隆寺のような強固な塔を建てることができるのです。
これは組織でも一緒だというのが、山極さんのお話でした。
誰にでも強みと弱みがあります。
お互いがお互いを理解し、クセを組むように補完し合えれば、
組織の生産性はぐんと上がります。
FFS理論は、現代版クセ組み技術なのです。
■赤ちゃんの手=そこに握られているのは…?
最後に、潜在意識について学びました。
人間の脳1,450gのうち、日常生活で使っているのはわずか100g。
残りは全て潜在意識であり、これが私たちの本当の能力と言えます。
しかし、私たちはそれをうまく使えていません。
潜在意識の特徴を知り、それをうまく利用することで、
何でもできる自分になれるのです。
潜在意識の詳細については省きますが、
これはまさに、私たちがMYコンパスアカデミーで学んできたこと。
それを活かして、何をするのか?
ここで登場するのが「赤ちゃんの手」なのです。
■アナ雪×法隆寺×赤ちゃんの手=あなたの使命
赤ちゃんの手はずっと握られています。
ところが、大人になると開いています。
FFS理論の知見から解釈すると、
その手には、持って生まれた使命が握られています。
持って生まれたはずなのに、いつのまにか忘れてしまっている使命。
私たちはそれを探すべきなのです。
使命は個性と繋がっています。
使命を全うするための、個性なのです。
自分の個性を知り、他者の個性を理解し、
お互いを尊重し合って、自分の使命に沿って生きる。
これこそが、生産性を上げる究極の理論です。
FFS診断を活かしてラボを進化させます!
今回のセミナーでは、Facebookに質問専用スレッドが設けられ、
リアルタイムで山極さんにたくさんの質問に答えていただきました。
FFS診断で強く出た因子の活かし方や特長から
ストレスについての解釈まで、
今後の生活にすぐ活かせることがたくさん!
MYコンパスラボでは早速、FFS理論をラボの活動に取り入れています。
あるプロジェクトではFFS診断の数値をリスト化する動きがあったり、
特定の因子に着目して強みを伸ばすための部活が発足したり。
MYコンパスラボでは現在、多くのプロジェクトが進行中で、
どのチームも最小の労力で最大の結果を出すことを目指しています。
そんな私たちにとって、FFS理論は強力な武器になると感じました。
オンラインでもこんなに濃い学びを得られるのは、
忙しいワーママにはありがたすぎる環境!
生産性を上げるための他者理解を積極的に行い、
MYコンパスラボを進化させていきます!
お知らせ~定例会の一般公開を準備中です~
弊社代表 岩橋ひかりのメールマガジンでは先日ご案内しましたが、
定例会の一般公開に向けて、鋭意準備しています。
MYコンパスラボの定例会は、
原則として毎月第2土曜日の午前中に開催しています。
会場参加もオンライン参加も、どちらもOK。
MYコンパスラボは、地方や海外に住んでいるメンバーも多いので、
毎回オンライン参加者が圧倒的に多いです。
定例会は今後、女性の転職や、プロジェクト単位で働く新しい働き方、
働く女性をめぐるさまざまな社会課題、などをテーマに
セミナーやワークショップを開催する予定です。
最新情報は岩橋ひかりのメールマガジンでお届けしますので、
気になる方はメルマガに登録しておいてくださいね。
定例会についての質問やご意見もお待ちしております。
メルマガへの返信で、岩橋ひかりに届きます。
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9月定例会について書かれたブログ
【岩橋ひかりのブログ】
【ラボ9月定例会】 〜 生産性を最大化するチーム作りのための 個性診断セミナー 〜
【赤谷麻愛のブログ】
弱みのために生きるか?強みのために生きるか?
【ラボメンバーのブログ】
mayukoさん:【MYコンパスラボ】私は私のままでいい
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(テキスト・編集:八代宜子)